10月の祝日

10月第一週目 Fire Prevention Week(防火週間)

Kenは幼稚園で消防車の本を読んだり、紙で消防車を作ったりして火が危ないことを教わったようです。

10/9 Columbus Day     

スペインの女王イザベラより、三隻の船(ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号)と9人の船乗りを与えられたスペイン人のクリストファー・コロンブスが、アメリカに到着したのを記念した日です。コロンブスはアメリカをインドだと信じて先住民族をインディアンと呼びました。実際にこの新大陸を発見したのは1492年10月12日でしたが、10月第2月曜日がColumbusDayとなっています。
Kenは幼稚園でその三隻の船を作りました。

     Yom Kippur

     Yom Kippurはユダヤ人にとってその年で一番神聖で重要な日です。Rosh Hashana(ユダヤ教の新年)の10日後が必ずYom Kippurとなります。ユダヤ人は仕事も学校も休みシナゴーグへ行きます。ろうそくを点け一日中お祈りをし、亡くなった人のために祈りの言葉を唱えます。前日の日没から24時間一切飲んだり食べたりしてはいけないことになっています。その日の終わりにはきれいな体となり、新年をきれいな体で始めることができるという意味があります。そして、一番星が出てきたら夕食を食べはじめます。


今年はColumbusDayとYom Kippurが偶然同じ日となってしまったために休みの日が一日減ってしまいました。


10/31 Halloween

11/1のAll Saints' Dayの前夜祭で、Halloweenには神聖な(Hallowed)という意味があります。All Saints' Dayとはあらゆる聖人を記念するキリスト教の祭日です。一方古代ケルト民族ではAll Saints' Dayの前夜にはゴーストがさまよい、そして亡くなった人々は次第にその世界のものとなる、また森ではふくろうが鳴き、無気味なオレンジ色の月明かりの下では黒猫がうろつくと信じられていました。
夏が過ぎて収穫の時期となり、この日は収穫を祝う日でもありました。そういう訳でハロウィーンのゲームにはりんごとナッツを使ったものがあります。水を入れたバケツにりんごを浮かべ、それを手を使わずに口だけで取る”Ducking for apples"、そしてローマ神話のフルーツの女神"Pomona"を称える昔の儀式を真似たナッツの占いです。

ハロウィーンを象徴するものに、オレンジ色のかぼちゃをくりぬいて目鼻口をつけた提灯(Jack-O'-lantern)があります。これはしゃれこうべの変形です。ハロウィーンの夕方には子供たちが魔女や、お化け、テレビのキャラクターなどに扮装して"Trick or treat"と言いながら近所の家を訪ねお菓子をもらいます。

子供たちの衣装は、女の子はお姫様系、男の子はドラキュラなどゴースト系が多いような気がします。衣装は主にパーティグッズ屋さんで売ってますが値段は$10くらいからあり、メークなどの小物もいろいろ揃っています。また庭に飾りを立てたり、窓にステッカーを貼ったりと飾り付け一つ一つは安いのですがのめり込むときりがありません。子供向けに地域でイベントを開きみんな扮装して集まります。ハロウィーンの飾り付けの有無を目安に家をまわり始めるのはだいたい夕方の4時くらいからで、夜7時以降は禁止と地域の掲示板に貼り紙が出ていました。

大きな袋にたくさん入ったハロウィーン用のお菓子があちこちで売られています。それを器に入れて玄関の近くに置き、外からも家の明かりが見えるようにドアを少し開けて子供たちを待ちます。ベルが鳴ったら子供たちが手に持っているハロウィーンのバケツ(オレンジ色でかぼちゃの形など)に適当に入れてあげます。お菓子が余りそうになると、最後の方の子供たちには大サービスをしますが、もしお菓子が足りなくなってしまったら、玄関の電気を消しドアを閉めておくとお菓子はおしまいという意味になるそうです。

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