全米でお祭りをしたり、会社が休みになるような祝日ではありませんが、カレンダーには載っている祝日です。1862年メキシコのプエブラの戦いで、メキシコ軍がフランス軍に勝利した記念日です。イグナチオ・サラゴザ将軍率いる4500人余りの小さな軍隊が、6500人のフランス軍を破りました。この祝日は主にメキシコのプエブラ地方で祝われていたものですが、アメリカでもたくさんの人(特にメキシコから来た人達)がお祝いしているようです。NYではあまりぱっとしませんが、カリフォルニアなどではもしかしたら大きなイベントなどもあるのかもしれません。
母の日はもともと1872年に女性市民権運動のリーダーJulia
Ward Howeが提唱したものでした。ところが当時はなかなか定着しませんでした。1907年、Anna
Jarvisが母親の日を作る運動をし、母の日を作った人と言われています。1908年ウェストヴァージニアとフィラデルフィアのそれぞれの教会で、Jarvis夫人の両方の母にちなんで最初の母の日の行事が行われました。うち一人の母はガーデニングが趣味で特にカーネーションが大好きな花でした。こうして、カーネーションが母の日の花となったのです。1914年にはウィルソン大統領が5月の第二日曜日を母の日にすると宣言し、自分の母を思い出し白いカーネーションを身につけたそうです。国旗が掲げられ、その時の声明文には「国民の母に対して愛と敬意を込めて」とあります。かつてホワイトハウスでは歴代の大統領の母を称えて白樺を植えたこともあったそうです。
デパートなどで母の日セールが行われたり、カーネーションの値段が高くなるのはアメリカでも同じです。
この日は国民の祝日で戦没者を哀悼する日です。学校、郵便局、銀行などが休みになります。パレードが行われ、バンドと軍関係者が制服を着て歩きます。歩道ではたくさんの人がアメリカの旗を振りパレードを待ち構えていました。また、この日から夏ということでビーチや、公園が開いたり、また年中開いている公園でも駐車料金を取り始めたりします。